人間は損したくない生き物なんですって
車に乗って大型ショッピングモールへと買い物に行きました。
立体駐車場で車を停めようとしています。
さて、あなたはどこに駐車しますか?
たいがいの人は、店内入り口を探して、そこに一番近くの空いてるスペースに停めるのではないでしょうか?
ちょっとでも歩く距離を減らそうとして、損しないようにと考えますよね。
目的地へ車を走らせるときも、どのルートが一番早く着くのか。
Aルーツの方が距離は近いけど、信号が多いから、ちょっと遠回りのBルートの方が2分早く着ける。
なーんてこと考えたことないですか?
その2分を損したくない。と考えてしまいますよね。
人は、得をする感覚よりも損をする感覚の方が2倍から2.5倍強く感じるんだそうです。
これをプロスペクト理論と言います。
これもホームページの制作に応用できますよね。
特に商品を販売するネットショップであれば、買った時に得られる得した感情をくすぐるのとは別に、買わないことで人生損するんだよと訴えかけることもできます。
人が無意識に感じる損したくないという感情をきっちりととらえてあげることで、売りたい商品やサービスを選んでもらえるかもしれませんよ!
ちなみに、私はちょっと離れたところに駐車するようにしています。
これは、以前、カンブリア宮殿に出ていた「年輪経営」を唱える伊那食品工業の社長さんがおっしゃっていた言葉に感銘を受けたから。
「近くのスペースは足の弱い年配の方のためや、急いでいる人のために置いておくものです。」
あ。もちろん、空いていたり、急いでいる時は近くに停めますので、それを見つけても指摘しないでくださいね!