険しい山も先達しだい
またもやブログの更新をさぼってしまってました。
んー。なかなか習慣にならないものです。
気を取り直して!
先週の日曜日、人生二度目の大峰山に行ってきました。
大峰山と言えば、女人禁制の山で、修行することで有名な山ですね。
麓の鳥居で読経をしてスタート。
本日参加の皆さんをエスコートしてくれる先達さんは、奈良の吉野町にある大師山寺の大塚住職です。
話しも面白く、随所でいい話を聞かせていただきました。
ここからは女性は入れません。
一緒に修行をする方々です。
ほら貝を拭きながらいよいよ修行のスタートです。
ちょこちょこと休憩をとりながら、住職がお話をしてくれます。
ところで、大峰山というのは、正式な呼び名ではないそうで大峰山脈に位置する山上ヶ岳(さんじょうがたけ)が本来の名前だそうです。
頂上までは3時間ほど歩きます。それなりに険しい山ですので、登るだけで体力が失われます。
体力を削ぎ落して、肉体を追い込むことで、無の境地にまで高めるのが修行だそうな。
細い道が続いて、登山としては、あまり楽しい山ではないですね。
でも、頂上に近づくと絶景が待っています。
険しく危険な山を安全に登る唯一の方法。
それは、素晴らしい先達に選ぶことだそうです。
どんなに危険な山でも、その山を知り尽くした先達がついていれば、必ず登れる。
それは、人生も同じ。
人生を歩んでいくには、素晴らしいパートナーを選ぶこと。
そういった人たちと出会うことが最も重要なこと。
付き合う人を選んだ時点で、自分の人生がうまく進めるかどうか決まってくるということですね。
修行第一弾『鐘掛岩』
断崖絶壁を命綱なしで登ります。
ロッククライミングってやつですね。
先達さんの指示通り登れば、ちゃんと登れます。
なんでも経験者の言うことに耳を傾けないとダメですね。
そして、いよいよ最難関『西の覗き』に進みます。
崖の上からほとんど体を外に放り出されます。
怖いのなんのって。
でも、これも一度経験してしまえば、怖さは和らぎます。
人生でも、一度経験したことは、やる前は何やかんやと気をもみますが、やってしまえばそこでひとつ成長して大したことないと感じるものです。
人にやらされてやるとあまり学びは少ないですが、そんな状況でも、自分のためになると思って前向きに経験すれば、自分の成長につながる。
だから、何でも前向きに取り組んでくださいねとの教え。
素晴らしい教えですね。
(二回目でしたが、結構怖かったですが。。。それは言えず。。。)
いよいよ山頂の大峰山寺へ。
素晴らしい修行の旅でした。
ありがとうございました。