過去は変えられる。未来は変えられない。
ん?
逆じゃね?
と思った方も多いことでしょう。
「過去は変えられないが、未来は変えられる。」という言葉の方が、一般的ですからね。
もちろん過去に起こったこと(=事実)を変えることは出来ません。
私は、大学を卒業して、オカムラ製作所というオフィス家具業界でコクヨと肩を並べる日本トップクラスの会社に入社しました。
配属されたのは、スーパーやドラッグストア等の店舗で商品を陳列している什器を扱う部署でした。
ルート営業の仕事ではありましたが、決まった仕事を淡々とこなすだけで、自分で仕事をとってくるといった成果はまったく上げることが出来ず、結果的に丸5年勤めて退職してしまいました。
典型的な指示待ち人間だったのです。
初めて大阪を離れて、名古屋、金沢、静岡と中部地方の支店での勤務だったため、近くに友人もおらず、本当に辛い時期でした。
それから10年後にホームページ制作を事業の柱とするオニオン・ウェブを開業することになったのですが、今振り返って考えると、あの辛かった5年間で経験させてもらったことが確実に生きています。
辞めてしばらくは、そんな風に考えることなんて出来ませんでした。
数年間は、悪夢にうなされることだってありました。
でも、あの5年間がなかったら、今の自分はありません。
そうです。そうやって、辛い時間でしかなかった過去を、今の礎となった有意義な時間へと変えた訳です。
じゃあ、未来は・・・って?
今の頑張りで未来を変えられるだろ!
ってことですよね。
そうです。
未来は今の自分の行動によって決まります。
なので、変えられるのは今の行動ですもんね。
ってことで、変えられるのは過去で、変えられないのは、未来なんです。
この言葉は、中村文昭さんの講演で聞いてとても感動しました。
そして、今日、泉州倫理法人会の講話でこの言葉が出てきました。
毎回、本当に勉強になる話が聞けるんですよ。
よかったら、一度遊びにきてくださいね。