中学生からのお便り
やったことを後悔するのと、やらなかったことを後悔するのとでは、後者の方がより後悔の度合いが大きいと昔からよく聞く話でしたが、正直、意味が分かりませんでした。
それは、やはり自分が何事にも挑戦してこなかったから、、、なんだなぁと思えるようになったのは、ここ10年くらいでしょうか。
「頼まれごとは試されごと」を心に掲げていると、基本的にはやらなかった後悔というのはなくなります。
先日、職業講話といって、岸和田市の中学校でどういう仕事をしているのか生徒たちに話してやってほしいと依頼が来ました。
正直に言いますと、しゃべるのも得意ではないですし、しかも相手が中学生となるとちゃんと聞いてくれるのかどうか。。。不安しかありませんでした。
しかし、断ろう。。。という選択肢はありませんでした。
やると決めてはいましたが、躊躇はあったのです。不安と恐怖に打ち勝つのに少し時間をもらいましたが、やると返事をしてから、何を話そうか考え、ただしゃべるだけでは話が漏れたり言いたいことを忘れたりするので、パワーポイントで画面をつくり準備はしました。
が、当日はとても緊張しましたし、やはりいつもと勝手が違うために、話そうと思っていた内容の何割かは話せずに時間となり終わってしまいました。
自分のペースへ持ち込んで話をするということがいかに難しいことかを実感した瞬間でありました。
なので、ちょっと落ち込んでいたのですが、今朝、中学校から封筒が届き、中にはウェブデザイナーの教室を選んで受講してくれた生徒たちからの感想が入っていました。
この仕事が責任重大だけど、人の役に立てるとても素晴らしい仕事だということが伝わっていたことが分かりました。
「やりたい仕事の一つになりました」とか、「将来が不安だったけど、話を聞いて少しほっとした」。。。とか様々な感想を書いてくれていました。
このお便りは宝物になりそうです。
仕事で辛いと思った時には、これを見返そうかな。(^^♪
断る気はなかったですが、断っていたら、とても後悔していたでしょうね。
そして、このような機会をいただけたことに感謝をしつつ、もっともっと役に立てるように頑張っていこうと思うのでした。