シニア世代 と SDGs
SDGsの認知度はシニア世代で8割超、20代よりも意欲的!
興味深いタイトルを見つけました。
シニア世代のSDGs認知度は8割超。世代で大差はない。
SDGsについて「言葉は聞いたことがあるが、内容は分からない」という回答までを含めた認知度は、20代では89.0%、70代では86.5%と、若干シニア世代の方が低い結果でした。一方で、具体的に「内容まで知っている(内容を知っている、内容はなんとなく知っているの合計)」割合をみると、60代は67.0%、70代は72.0%であるのに対し、20代は64.0%でした。このことから、シニア世代はSDGsに関して、若者世代よりも内容まで理解している人が多いことがわかります。
シニアマーケティングLAB
https://marketing.halmek-holdings.co.jp/column/detail.php?b_no=104
そして、SDGsに関する取り組みとしては、60代以上のシニア世代の方が行っている割合が高いことがわかり、特に70代の方は、既存のものを活かす意識が高い傾向にあるそうです。この記事を見て、なるほど、確かに!!と思った訳です。
日本人は、古来より「もったいない」精神で様々な工夫をしながらモノを大切に長く使用してきました。しかしながら、大量生産、大量消費の社会が続いた現代の日本にあっては、この伝統的精神文化が薄れてしまっているように感じます。その結果、サステナブルな購買行動や社会行動に積極的に取り組んでいるのは若者世代とシニア世代で、最も関心が低いと言われているのがミドル世代という結果につながったのではないでしょうか。
若者世代のサステナブル意識の高さがよく取り上げられていますが、意識の高さは若者世代というよりもシニア世代ほど強く見られること。若者世代では他世代と比べてサステナビリティを意識した行動に積極的な傾向はあるけれども、それは一部の積極層によるものであって、実は、具体的な行動になかなか踏み出せていない、守りの意識も強いようです。
自社の取り組みが、実際にはどの「世代」に響くのか、今一度、思い込みの枠を外したターゲット選択で考えてみてはいかがでしょうか?